Ubuntu のファイルシステム2009/07/02 22:05

 館三さんのところでkoujikanさんから教えていただいたXFSファイルシステム。何とかUbuntuにも慣れてきたので取り組んでみた。ファイルシステムの違いはWInでもRamdiskで確認していた。結構変わるものなのだ。

 早速インストール。もうかなり行っているので手慣れたもの。音の方は激変はしない。でも確かに良くなっている。


 現在のUbuntuにおける再生を確認しておく。

Ubuntuの32bitを使用。
リアルタイムカーネルをインストール。
HPETを使う。
Ramdiskを作成。
データはwav。CDから(sound-juicer)コピペしてRamdiskへ。
オーディオインターフェースはRSDA302Uを1台のみ接続。
(複数繋いでいると不安定になってフリーズする)
再生はArdourから。1曲ずつしか再生できないので少し不便。

 こんな感じであるが驚くほど鮮度が高く滑らかな音が出てくる。ブートセレクターからリアルタイムカーネルと通常のUbuntuを選ぶ事が出来るが、滑らかさでリアルタイムカーネルの方が一枚上手。通常のUbuntuでは少しダマが残っているような感じだ。

Ubuntu 64bit2009/07/04 22:24

 koujikanさんからいろいろ教えていただいて64bitで32bitを上回る音が出てくるようになった。64bitではDAWソフトのArdourは使えなかったので32bitでやってみようと思っていた。しかしいろいろな仕掛けを教えていただけたので、64bitを導入できて拙宅のPCオーディオ史上最良の音が出ている。

 改めて整理すると、
SSDのRaid0でファイルシステムはXFS。
Ubuntu64bitをインストール。
リアルタイムカーネルをインストール。
HPETを使う。
Ramdiskを作成。
データはwav。CD(HDD)から(sound-juicer)コピペしてRamdiskへ。
オーディオインターフェースはRSDA302Uを1台のみ接続。
再生はAudaciousから行っている。

 若干不安定な所は残っており突然フリーズする事もある。しかしこの音にはかえられない。
 滑らかな上に躍動感が加わった。OSの64bit化は何でも効くのだなと改めて実感した。リアルタイムカーネルやHPETの存在も大きなものになっている。
 Ubuntuは何もしなくてもかなりの高音質だが奥が深いOSだ。

Ubuntuでのストリーミング再生2009/07/07 23:52

 以前は仮想ディスクからの再生をしていたが、Ubuntuではそのようにはなかなか出来ずにいる。そこでCDから直接再生してみた。実は以前にもRhythmboxから再生した事はあったのだが使い物にはならなかった。今回はAudaciousからの再生だ。

 たまたま画面上からCDドライブの中身を確認していた所、マウスの右ボタンを押した際にAudaciousからの再生というものがあったのだ。これで再生してみるとこの音が良い。Ramdiskで聴く時と比べてもSNは変わらなくて弾力に富む音をしている。以前CUBASEでストリーミング再生したときはRamdiskからの再生の方が良かった。これもUbuntuのおかげか。

 拙宅のCDドライブはプレクスターのプレミアムをIDE−USB変換しており、しかもドライブとその変換部分とUSBインターフェースカードのクロックを高精度水晶を使っている。おまけに電源の12Vはシリコンバッテリー、5Vはニッケル水素を4本直列にしておりドライブの電源は完全にバッテリー駆動なのだ。この状態でストリーミング再生の方が良好になっている。あまり他の方には参考にならないかもしれないが。

RSDA302U シリコンバッテリー直列接続2009/07/12 21:46

 OSがUbuntuになって音量のレベルを上げて聴きたくなる事が多くなってきた。302Uの底面には音量レベル調整のスイッチがある。このスイッチを現在は一番大きいレベルよりも1段階下のところで聴いている。この状態だとボリウムを一番最大にしていても少し物足りない所があって、底面のスイッチを最大にしてみたところ演奏が盛り上がってきた所でクリップする。電圧が足らない。

 シリコンバッテリーを並列で2台繋げて使用している。以前にも302Uを12Vと24Vで比較した時があるが12Vの方が高音質だった。しかしその時は能率の高いYoshii9で確認していた。508Ⅱでも十分な音量で聴きたいのでここは直列接続をやってみるしかあるまい。302Uは電圧が30Vまでと範囲が広いのでこんな事が出来てしまう。

 バッテリーを直列に繋ぎ変えてCPMも接続し直し。CPMは60Vまで耐圧があるので全く問題なし。サブウーハーの電源は接続しないようにしないとえらい事になる。サブウーハーは12Vへ。

 音出ししてみると少しサブウーハーとの繋がりに違和感がある。少し腰高な印象でクロスしている部分に変な強調がある。サブウーハーのカットオフ周波数を60から50Hzにして音量レベルをわずかに下げた。この状態で以前にクリップしていた音量で聴いても何ら問題はない。鍵盤を目一杯叩くピアノの音が美しい。

 今までクリップしない音量で聴いていたが、やはり休日の昼間は少し大きい音を出したくなる。これでまだしばらくは302Uでも行けそうだ。

TEAC CD-552GA2009/07/22 22:07

 プレクスターのプレミアムに高精度クロックを乗せ変えて使っていた。しかしついこの前プレミアムの基板に繋いでいたクロックのリード線が外れてしまった。ただ外れたのなら繋ぎ直せば良いのだが基板の金属箔ごと取れてしまったので修理不可能!
 現在CDドライブから直接再生をしているのでCDドライブがないというのは大変な問題なのだ。

 他にもドライブは持っているのだが満足いくものではない。新しく調達する候補はDVDドライブ等は音が良くないのでCDドライブになる。とりあえず一番安いものを試してみようと購入したのがTEACのCD-552GAだ。1000円くらいの安物だ。

 先ほど来たばかりなので、まだほんの少ししか鳴らしていないのだがこれが良い。Ramdiskに入っているデータと聴き比べても遜色がないのだ。CDドライブはバッテリー駆動にしているが全く改造はしていない。IDE-USB変換をしてUSBのインターフェースカードに挿している。USB変換基板とインターフェースカードはクロック交換をしているのでこれも効いているとは思う。プレクスターと同じようにドライブのクロックを交換すれば更に良くなる可能性がある。

 拙宅にあるDVDドライブやブルーレイドライブはCD再生に全く使う気にならないが、この1000円のCDドライブは使える。リアルタイムカーネルからのCDドライブの音は見事だ。

Premium2U から Premium2 へ2009/07/25 13:13

 先日TEACのCD-552GAについて書いたが、実はその時にプレクスターのPremium2Uも購入していた。一番安いものと一番高いものとの比較の意味もあった。しかしUbuntuではPremium2Uがうまく動かない。リッピングしても直接再生してもブツブツとノイズが入る。バッファの設定とかそんなものではなく何をしても全く変わらずブツブツ言いっぱなし。
 週末になりまとまった時間が出来たのでケースを外した。写真はPremium2UのIDE-USB変換だ。これを今まで使っている三田電波クロック付きの改造基板に付け替えて動かしてみた。

 ようやくプレクスターがまともに動き出した。どうやらこの純正IDE-USB変換基板が原因のようだ。Premium2をバッテリー駆動にして聴いてみる。
 以前使っていたPremiumでリッピングしたデーターをRamdiskに置いて聴いたものとTEACのCD-552GAから直接再生したものでは同程度の質だったが、Premium2で直接再生したものはそれを少し上回る。奥行きが更に出てシンバルの響きがより複雑。しかしながら激変というレベルではないな。
 値段を考えればCD-552GAはかなり検討していると思う。

 つぎはクロックの交換をしてみたいな。

JACK Control を通さない2009/07/26 22:35

 Winを使っていた時はCUBASEを使って聴いていたのでDAWソフトの高音質さはよくわかっている。UbuntuにしてからもDAWソフトのArdourを使いたかったが32bitではすんなりとインストールできても64bitではうまくいかなかった。
 しかしアプリケーションの「追加と削除」からはダメなのだがSynapticパッケージマネージャからはArdourがインストールできた。ArdourはJACKを通す事が大前提。CDの直接再生は出来ないと思い込んでいたが隠しファイルを見えるようにすると、CDがマウントされてていてwavファイルが見えるようになる。フォームフォルダの「.gvfs」という隠しフォルダを見てみるとそこはCDのデータなのだ。

 この状態から聴いてみたがとても良いという訳でもない。Audaciousで聴いていたものと比べてもあまり変わらない。それならAudaciousの方が連続再生が出来て使い勝手が良い。それではこのAudaciousをもう少し良くしてみたくなりいろいろ比較していくと、JACKを通さないで直接ALSAで鳴らした方が良い感じになってきた。

 ALSAで直接302Uが動くんだから何もJACKを通す事もない。JACKを通した方が一聴するとSNも高く良い感じに聞こえるのだが、JACKを通さないで聴くとピアニストの椅子の軋み音とかため息のような声が聞こえてきて空気感はよりリアル。シンプルにできるのならばよりシンプルな方が良いという事か。