Ubuntu のファイルシステム2009/07/02 22:05

 館三さんのところでkoujikanさんから教えていただいたXFSファイルシステム。何とかUbuntuにも慣れてきたので取り組んでみた。ファイルシステムの違いはWInでもRamdiskで確認していた。結構変わるものなのだ。

 早速インストール。もうかなり行っているので手慣れたもの。音の方は激変はしない。でも確かに良くなっている。


 現在のUbuntuにおける再生を確認しておく。

Ubuntuの32bitを使用。
リアルタイムカーネルをインストール。
HPETを使う。
Ramdiskを作成。
データはwav。CDから(sound-juicer)コピペしてRamdiskへ。
オーディオインターフェースはRSDA302Uを1台のみ接続。
(複数繋いでいると不安定になってフリーズする)
再生はArdourから。1曲ずつしか再生できないので少し不便。

 こんな感じであるが驚くほど鮮度が高く滑らかな音が出てくる。ブートセレクターからリアルタイムカーネルと通常のUbuntuを選ぶ事が出来るが、滑らかさでリアルタイムカーネルの方が一枚上手。通常のUbuntuでは少しダマが残っているような感じだ。

コメント

_ koujikan ― 2009/07/03 01:35

Utaさん、こんばんは。
 早速XFS試されていますね。変更前はExt3でしたか?
Ext3(と4)も優秀なファイルシステムの一つなので、Fat->NTFS変更時と比較した場合、音の変わりっぷりは少ないかもしれません。(煽ってしまっていたらすいません)

 RAIDを活用した環境でファイルシステムを変更した場合、ディスクのスーパーブロックにゴミが残ることで、読み取り速度が不当に遅くなることがあるみたいです。(経験済)
なので、ディスクのHDのスピードを計測しておくことをおすすめします。
コマンド 端末から
 sudo hdparm -Tt /dev/md1
/dev/md1は計測したいパーティションを指定します。
システム管理メニュー->システムモニター->ファイルシステムのタグ
ディバイスの列を参照していただくのが簡単かと思います。
これで、buffuerとディスクの両方の読み取り速度が表示されます。
変更後、明らかに遅い速度となっている場合は、再インストールとなってしまいますが、その時のパーテーション作成画面で、データ削除をパーティションごとではなく、物理ディスクごとにしておけばよろしいかと。
 USBのハングについては、システム->アップデートマネージャを実行し、パッチを導入することでで解決しませんか?
解決しない場合は、システム管理->ログビューアに解決のヒントがあるかもしれません。ちなみに小生も2個つなげていますがいまのところ、明らかにそれを原因とする問題は発生していないので、少々気になります。
 音が激変するかどうかは置いといて、残るは64bit化ですね(笑)
ちなみに小生は64bitですが、32bitと変わりなく使えていますし、それと比較して、音像が密度を保ったまま、よりワイドになったと感じています。

_ 館三 ― 2009/07/03 22:04

うーん、utaさん、どんどん行っちゃいますねー。
私は目を白黒させるばかりです。
koujikanさんってどこまで行っているんでしょうね。

ところで私の場合、「ブートセレクターからリアルタイムカーネルと通常のUbuntuを選ぶ事が出来」ないのです。こうなるはずだと思っていたのですが、BIOSのブート順位をHDに戻しても選択画面は出ずいいのだろうかと思いつつ、JACKのrtは効いて炒るので良しとしていますが、どこかがおかしいのかもとコメントなどしているわけです。

_ uta ― 2009/07/03 23:39

koujikanさん

 コメントありがとうございます。この度は大変お世話になりました。
Raid0あるなしはこれから検証してみます。
WinではRaid0の方が良かったためUbuntuでも行っておりました。
64bitももう一度インストールしてみたいと思います。
不慣れなためなかなか思うようには進みませんがお付き合いください。

館三さん

 拙宅ではブートセレクター画面にするためにはEscボタンを押しています。これをしないとブートセレクターにはなりません。
 Jackのrtは確かに選択できるのですが、音で判断するに両者は違います。

_ koujikan ― 2009/07/04 01:43

utaさん 館三さんこんばんは。

raidとファイルシステムの件で、小生の文章が少々舌足らずでしたので、改めてコメントします。

1.おそらくRaid0の方が、音にとっても有利に作用すると思われます。
2.今回utaさんが行ったXFS化作業では、以前に構築したRaid環境を継続・維持したままファイルシステムの変更(おそらくExt3→XFSに)したと想像しています。(想像が間違っていたらすみません)
3.この場合、Ext3の管理情報がディスクから完全に消去されず、ゴミとして残る恐れがあります。そのゴミがXFSを誤作動させてしまい、結果、ディスク性能の低下を招いてしまう場合がまれにあります。
4.なので、ディスクの性能を確認しておく必要があり、前コメントのコマンドを使って、速度の確認をしておいた方がよいと思った次第です。
5.万一、著しい速度の低下があった場合は、一旦Raidを解除し、物理ディスク単体で管理情報を含めてデータ消去したあと、再度Raidを構築、XFSを導入するといった手続きが必要になります。
(Raidの構築は、インストール画面のパーティションの作成→手動→raidの作成から行っている場合に限ります)
以上が、前回コメントしたかったことです。説明不足ですみません。

 完全に想像ですが、Windowsほど、Raid0の効果が期待できないかもしれません。
というのは、XFSは、なるべく連続したディスク領域に1つのファイルを書き込みしようとするからです(遅延アロケートと言います。このため、デフラグがほぼ不要となっています)。
読み込み時も連続した領域からファイルを取得するため、読み込み開始時をのぞき、読み込むための事前作業(オーバーヘッド)がほぼ不要と考えられます。
他方、Raidは、細切れにしたファイルを各々ディスクに格納します。読み込み時は、複数のディスクに対して同時に(いうか交互に)アクセスし、元のファイルを「復元」します。そのため多少のオーバーヘッドが
必要になります。
このことから、raidの効果が相殺されてしまい、Windowsほどの効果が得られないのではないかと考えています。
実際は、やってみないとわかりません。

館三さんへ
※:utaさんのHPを使って、館三さんにもコメントすることをお許しください。
startup-managerを一時的に導入されてみてはいかがでしょうか?
startup-managerは、起動するカーネルの順序を簡単に変更できるツールです。synapticパッケージマネージャから簡単にインストールすることができます。
インストール後、起動オプションタグの中段に「デフォルトのオペレーティングシステム」がありますので、それをリアルタイムカーネルに変更すれば、以降、リアルタイムカーネルで起動するはずです。

以上、お役に立てば幸いです。

_ uta ― 2009/07/04 09:19

館三さん
sudo update-grub をしましたか?

_ uta ― 2009/07/04 10:34

koujikanさん

 スピードについてはExt3、XFSともに大きな違いはありませんでしたが、表示が少し?です。
 ディスクのスピードが約8GB/sなんて数字が出ておりRamdiskと同じくらいになっています。SSDのRaid0でもこんなには出ませんよね?

 64bitにもしてみました。ArdourはインストールできなかったのでAudaciousを使いました。指定場所からの再生が出来てRamdiskにデータを入れていけば再生してくれますから使い勝手はArdourよりも良いですね。

 音もArdourと比べても遜色なく64bit化によるメリットの方が大きいようです。

_ 館三 ― 2009/07/04 18:18

utaさん、koujikanさん
おかげさまでうまくいきました。
トゲトゲさがとれて更に良くなりました。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://utablo.asablo.jp/blog/2009/07/02/4409941/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。