CDドライブの繋ぎどころ2009/01/03 23:06

 正月休みなのでいろいろと取っ替え引っ替えしながら音楽を聴いていた。MOドライブを改造したUSBハブ(水晶交換)に繋いでイメージディスクを作ってから聴いているがまだ良くなる余地がありそうだと考えている。

 安い外付けDVDドライブ(USBタイプ)を持っているが最近は全く使っていない。しかし改造USBハブが効くのであればこれを使って少し実験が出来ないものかと考え、音の悪いのは承知でこのドライブの置き場所を変えてイメージディスクを作ってみたい。

 MOはUSBインターフェースカードのポートにさしている改造USBハブに繋げている。

 外付けDVDドライブをマザーボードのポートへさしてイメージディスクを作ってみた。さすがに音の悪いドライブだ。粉っぽい音だし高域の情報量が少ないようで響かない。天井が低くなった感じがする。

 次にDVDドライブを改造USBハブへさしてイメージディスクを作った。これは良かった。プレクスターには及ばないがかなりいい線まできている。MOとの距離が最短なのが効いているのだろうか?

 このDVDドライブでここまでの音が出るのだとするとプレクスターをUSBに変換したらさらに良くなりそうな気がする。現在プレクスターはSATA変換してからマザーボードのポートに接続している。PCへ内蔵させないでいるし電源はバッテリーだ。これを直接改造USBハブへ繋げてみたい。

Plexwriter Premium IDE-USB変換2009/01/05 21:26

 CDドライブのインターフェースをIDEからSATAに変換していたが、改造USBハブの効果が高そうなのでIDEからUSBに変換してみた。ノバックのIDE-USB変換キットを職場近くのソフマップに行って購入。2000円もしなかった。

 これを改造USBハブにMOと一緒に繋いでイメージディスクを作る。そしていつものディスクを聴いてみた。
 激変までは行かないが確実に違う。ピアノの単音が今までのものは少しくすんでいる。今回のものは抜けが良くてとても気持ちいい音になる。比較しなければそんなには気にならない程度だが比較してしまったのでもう戻れない。

 もう一つの比較として帯域幅が約150%時と約50%時にイメージディスクを作り、再生音に違いが出るかどうかを確認してみた。これは違うには違うのだがどちらが良いとは何とも言えない位の差だ。一聴して聴きやすいのは約50%時なのだが少しぼやけて甘くなっている感じがする。約150%時はぼやける感じは無いのだが音が比較的きつく感じるのだ。望みとしてはこのわずかのきつさを抑え完全に滑らかにしたい。
 一つその原因として考えられるのは今回購入したIDE−USB変換キットの水晶だ。ケースを無理矢理(ネジもないので)こじ開けてみると24.0MHzの水晶振動子がついている。これがまた頼りなさそう。次はこれかな。

IDE-USB変換キット クロック交換2009/01/07 21:58

 写真の基盤についている水晶振動子を交換した。以前USBハブのクロック交換で使用した三田電波のものだ。1個5000円以上もする。1ppmだそうな。USBハブではかなり効いたがさて今回は?

 作業自体はそんなに大変ではない。元からついている水晶振動子を外して水晶発振器の出力をつけるだけ。電源はIDE-USB変換キットのICが3.3Vで動作するので3端子レギュレータが基盤についている。そこから引っ張って発振器に繋げている。こんな適当でも動くものだ。

 肝心の音だ。
 今回のクロック交換は直接音楽再生には関わっていない。イメージディスクを作るのにCDドライブからMOへ送る際のインターフェース上のクロックを交換しただけ。これでも音は変わるのだから不思議だ。
 以前の音から比べると薄皮1枚とれたような感じだ。ピアノの音のこもったような感じがとれて更に抜けが良くなった。音数の少ないディスクでないとその差はわからないが確かに良くなっている。
 でもコストパフォーマンスはあまり良くない。この値段ならUSBメモリーが10本位買えるので帯域幅を60%増加させる事が出来る。そちらの方がずっと差は大きい。

IDE-USB変換クロック 評価訂正2009/01/10 09:50

 先日のIDE-USB変換クロックだが評価を訂正したい。通電直後は評価なんてするもんじゃないと改めて思うことになった。

 
 CDドライブ~IDE-USB変換(クロック交換)~改造USBハブ(PCへも接続)~MOドライブ

 という構成でイメージディスクを作っているが昨日作ったイメージディスクの音は大変素晴らしかった。通電直後では「まあ良くなった。」位の変化だったが昨日作ったものは凄かった。
 音の出方が幅広い。ステージが拡がったかのようだ。そして音の密度が高い。今までもかなり高密度だと思っていたが更にリアル感が増している。

 以前onkyoのUSBインターフェースも通電直後と一日経ってからの音が全然違うことがあったのに今回もまた同じ事をしてしまった。電気ものはしばらく通電させてからでないと評価してはいけないな。

IDE-USB変換キットとUSBハブを同じクロックで2009/01/12 19:40

 先日交換したIDE-USB変換キットのクロックを、繋ぐUSBハブに同期させると良くなるのではないかと思って更に改造した。三田の水晶発振器をUSBハブへも供給するということだ。

 しかしIDE-USB変換キットは24MHzでUSBハブは12MHzだ。でも半分にすれば良いわけで分周させる回路を入れた。フリップフロップを1つはさんで周波数を半分にして出力。これをUSBハブへ入れる。

 この状態でイメージディスクを作る。音はどうかというとわずかながら幅が拡がり高さが出るようになった。期待したほど大幅に変わるものではないなー。

イメージディスクの作成場所2009/01/12 23:01

 ここのところかなりイメージディスクの作成について検証してきた。拙宅の環境では情報を伝達する際には水晶を交換する事によって時間軸の精度を上げることが有効だという事がわかってきた。
 今までMOを作成場所として行ってきたが、これだけ情報を送る部分のクロック精度を上げてきたのだから転送速度では最速のRamdiskではどうなのかという疑問が出てきた。以前MOを導入する前はRamdiskで作っていた。何も改造しないで繋いだときには確かにMOの方が音が良かった。改めて現在の状態で比較してみたい。

 CloneCDではMOでイメージディスクを作るときにはかなりバッファを使っている。画面の表示はかなり高い割合を表している。Ramdiskで作るときには全く使っていない。最後まで0%だ。メモリに作っているのだから当然かもしれないが。転送するときの速度は作成場所がMOの場合はバッファが一杯になってくると速度を下げる。Ramdiskの方はほぼ一定。

 音の比較だが結論から言うとRamdiskの方がいらない音が無い。時間軸を整えてRamdiskでイメージディスクを作る方が良いようだ。比較しないとわからないがMOで作った方は少し粉っぽさがある。
 クロックの改善はCDドライブとIDE-USB変換キットとUSBハブの3カ所。この状態でRamdiskをイメージディスクの作成場所にしている。

イメージディスク作成 まとめ2009/01/15 23:09

 音の良いイメージディスク作成をまとめておきたい。

 まずはソフトウェア。
CloneCDをRamdiskにインストール。
イメージディスク作成場所はRamdisk。
最高品質(最低速度)で作成しているが4倍速で行うようだ。

 ハードウェア
CDドライブのクロックを交換。
IDE-USB変換キット(クロック交換)を取り付ける。
直接USBインターフェースカードへ接続。
(改造USBハブはMOへ送る際は接続していたがRamdiskの場合は無い方が良いようだ。)
帯域幅は約150%にしている。

 この状態で再生はCUBASEだ。仮想ドライブはDAEMON Tool Liteで行う。どちらもRamdiskにインストールしている。
RSDA302Uをモノ駆動させていて、他にUSBオーディオデバイスを8個認識させている。
 RSDA302U2台は改造USBハブに繋ぐ。

 音は密度が高く余韻も大変美しい。そして音の出てくる幅や高さがかなりある。


 話は変わるが、以前の状態でMOがイメージディスクの作成場所として良かったのはどうしてかと思いMOドライブを分解してみた。基板にはメモリーがあって面実装の水晶があった。24.000と表示がある。三田の水晶の表示は24.0000だ。三田から比べれば1桁精度は悪いが通常の水晶から考えるとかなり質の良いものを使っている。メモリーに貯めたデータをこのクロックで整列し直していると考えられるので音の良い理由はここにあるのではないかと考えている。

 ここまでは良かったのだがその後がいけない。元に戻らない!
ドライブと基板を繋ぐフィルム状の配線がいつの間にか取れてしまい戻せなくなってしまったのだ。
 このシステムでは使わなくなったのだが壊すつもりは無かったのに。

改造USBハブのクロック波形2009/01/17 22:15

 せっかくお高い水晶発振器を調達したのだから波形を見てみようと思いオシロに繋げた。電源はUSBバスパワーなので多少歪んでいたりするのかなと考えていたのだがとてもきれいな波形であった。

 これはIDE-USB変換キットの交換した水晶からフリップフロップを経てUSBハブへ供給している部分の波形なので24MHzから12MHzに分周されたものだ。オシロからでは周波数の精度は何とも言えないが、きれいな波形はとりあえず安心。

Windows 7 ベータ版2009/01/24 00:51

 Windows7のベータ版がダウンロードできるようになり早速試してみた。
 64ビットと32ビット両方のタイプがあるがXpでは64の方が良かった。だからきっと64が良いだろうなと思うのだがなかなかうまく進まない。

 OSのインストールは64ビットでも出来た。しかしデバイスは認識しないしアプリのインストールが出来ない!全く音を鳴らす事が出来なかった。仕方ないので32ビットに挑戦。
 こちらはRamdiskにアプリをインストール出来なかった。しかしOSが入っているSSDにはインストール出来るので何とか音を鳴らす事は出来た。また曲データだけならRamdiskに入れられた。
 音は可能性を感じられる音だ。Vistaよりもいい感じに思う。比較できないので曖昧な言い方になってしまうが。実は今までVistaが入っていた部分に入れているので比較が出来ない。でもXpと比べてそんなに悪くないな。これなら64ビットで動くようになってRamdiskにアプリをインストール出来ればXpの64ビットよりも良くなるかもしれない。

 もう少し64ビットの方を何とかして聴く事が出来るようにしてみたいものだ。

Windows 7 ベータ版 64bit2009/01/25 00:07

Windows7の64bitから音が出るようになった。32bitの音出しはうまく行ったので手順を考えながらやってみたのだ。
 はじめからRamdiskにインストールせずにSSDへインストールして、音が出るのを確認してからRamdiskへインストールした。

 32bitもRamdiskにインストールできてその音も確認したがXpの64にはかなわなかった。シンバルの揺らぎ方がかなり違って聞こえる。32bitの限界か。
 それに比べWindows7の64はかなり良い。Xpの64よりも音の出方が幅広いし高さも出る。しかしXpとは音が少し違う。微妙な違いなのでもう少し聴き込まないと判断できないな。