低音の改善2008/12/07 21:17

 先月ヒューストンさんに拙宅のシステムを聴いていただいた。
その時にご指摘いただいたのがピアノの低域だ。少し違和感があるとのことだった。Yoshii9の低音については確かに一番下の部分は出ていないことは認識していた。出ているには出ているのだがかなり減衰しているのだ。それが自然な感じの減衰なのでベースの低域も生はこんなものかな?なんて思っていた。でもライブハウスで聴くベースやドラムの音は当然増幅された音なのでもっと音が前に出てくる。クラシック音楽だとちょうど良いのかもしれないが私が聴くのはジャズ。低音の改善を考えはじめた。

 RSDA302UのトーンコントロールでBASSを上げてみたがとても酷くて使えない。中域から高域にかけては絶品なのでこのシステムをいじりたくない。結局サブウーハーの導入以外に道はない。
 サブウーハーはホームシアター用などでかなり機種はあるのだが、私の考えた条件に当てはまるのは1機種しかなかった。条件とは
・タイムドメイン
・バッテリー駆動が出来る
・左右両チャンネルに置く
この3つだ。
 タイムドメインとバッテリー駆動はこのシステムの肝の部分。サブウーハーを2台置くのは、ピアノトリオを聴くとベースは大抵右か左に寄っている。これをしっかり再現するには1台では不自然ではないかと考えたからだ。だからあまりにお高いモノは考えない。
 その結果イクリプスのTDX700Wというカーオーディオ用のものをとりあえず1台購入した。これをシリコンバッテリーで駆動する。

 置き場所もいろいろ試したが結局Yoshii9の前が一番良かった。横や後ろリスニングポジションの前など様々な場所に置いたがこの場所が一番自然。やはりもう1台購入してもう1つのYoshii9の前に置かなくてはなるまい。
 サブウーハーのレベルは鳴っているか鳴っていないかわからない位の音量だ。出過ぎていると不自然だし、全く出ていないと物足りない。カットオフ周波数は60Hz位にした。-12dBは固定なので変えられない。
 中域から高域にかけての部分には全く問題なく、低域のみの改善になった。今までの高域の情報量向上には、この低域の倍音成分が入っているらしく音がもの凄くリアル。本来の低音再生によってその情報がはっきりとしたものになったようだ。

 今週中には2台で試せるかな。

ASIO4ALLとCUBASE ESSENTIAL 4の複数デバイス設定2008/12/09 13:29

 現在USBオーディオデバイスを10個接続している。そのうち使用しているのは2個のRSDA302Uだけである。残りのものは帯域幅の使用率を稼ぐために繫いでいるのが当初の目的であったがメリットはそれだけではなかった。残りのものもアクティブ状態にすることによりさらに空気感が濃くなる。

 画像は、ASIO4ALLが認識しているデバイス全てをアクティブにしているものと、CUBASE ESSENTIAL 4 のデバイス〜VSTコネクションでステレオ出力10個分を設定しているものだ。この状態にしてやると全てのデバイスを認識していることになる。

 つい最近まではASIOだけで全てのデバイスをアクティブにしていた。これでもデバイスマネージャーから見てやると「USB複合デバイス 15%」が10個分出ていたのだが、聴いている最中に突然ノイズが入ってノイズはすぐに収まったが「USB複合デバイス 15%」が2個分しか出なくなった。そうなると空気感が薄まってしまい今ひとつの状態になってしまうのだ。これを回避する事にいろいろ試したところ上記のような設定が必要になったのだ。
 デバイスの繫ぎ方も工夫が必要で、USBインターフェースカードから5ポート出しているが下記のように接続している。

ポート〜ハブ〜USBメモリ(4個)
ポート〜ハブ〜USBメモリ(4個)
ポート〜ハブ〜マウス
        〜USBメモリ(2個)
        〜CUBASEのUSBドングル
ポート〜ハブ〜ハブ〜USBオーディオ(4個)
        〜ハブ〜USBオーディオ(4個)
        〜ハブ
        〜ハブ
ポート〜ハブ〜RSDA302U(2個)

(無線LANアダプタはインターフェースカードのポートを使うとノイズが乗るようになってしまったためマザーボードにさしている。)

 オーディオデバイスとUSBメモリは同じハブからは出さない方が良いようだ。同じハブから認識させているだけのオーディオデバイスとUSBメモリを繋げていたところ突然USBメモリの画面が開いて先ほどと同じように「USB複合デバイス 15%」が2個だけになり空気感は薄まった。上記のように接続するとそのような事はなくなった。

 現在この状態で帯域幅の使用率は「システムにより予約済み 97%」になっていて、その下に「USB複合デバイス 15%」が10個表示されている。

 「USB複合デバイス 15%」が10個のときの音と2個のときの音では違いが大きい。比較して聴かなくともすぐにわかる位だ。音に絡まる余韻とでもいうような美しい響きが伴う。

TDX700W2008/12/11 18:22

 2台目のTDX700Wが到着。シリコンバッテリーに繋いでYoshii9の前に置く。見た目は収まりも良く、なかなかいい感じ。

 早速音を出してみた。1台の時はどうしても片側だけにサブウーハーがあるので重量感みたいなものを感じてしまいバランスの悪さを感じていたのだが、2台を両チャンネル配置したおかげでそんな感じは微塵もなし。低域の改善によって全域がよりリアルさを増したようだ。ベースやドラムが良いのはもちろんだがピアノの低音もはっきりとしてきて凄みのような音も出てくるようになった。Yoshii9単体ではちょっと出なかった音だ。

 まだユニット自体は全く馴染んでいない状態だが聴いていて楽しくなる。時間が経てば更に良くなりそうだ。

USBメモリー群2008/12/20 20:32

 職場の同僚がこのブログを読んでくれているがUSBメモリーがたくさん繋がっているのが見たいというので写真を載せてみた(USBメモリの数は半分くらいだが)。ごちゃごちゃしてあまり美しくない。

 先日USBオーディオデバイスとその他のUSB機器を繋ぐハブを分けた。そのおかげでオーディオデバイス以外の機器を繋ぐハブはバスパワーでなくともよくなった。ということで繋ぎ直し。

ポート~ハブ~USBメモリ(4個)
ポート~ハブ(セルフパワー)~ハブ~USBメモリ(4個)
                   ~ハブ~USBメモリ(4個)
                   ~ハブ~USBメモリ(2個)          
                   ~ハブ~CUBASEのUSBドングル
ポート~ハブ~マウス
         ~USBメモリ(3個)
ポート~ハブ~ハブ~USBオーディオ(4個)
         ~ハブ~USBオーディオ(4個)
         ~USBメモリ(2個) 
ポート~ハブ(水晶発振器交換)~RSDA302U(2個)

 職場の近くにあるソフマップでpqiのUSBメモリが安く売っていたのでいくつか買い込んだ。トータルで19個繋いである。
 帯域幅の表示は151%まで来た。驚くことにまだ音が変わる。もちろん良い方向にだ。しかし変化の幅は以前よりも小さい。

帯域幅増加の限界2008/12/23 01:37

 帯域幅増加をとことんまで行ってみようと思いさらにUSBメモリーを追加した。するとある所から帯域幅の増加は出来るのだがASIO4ALLでオーディオデバイスを認識しなくなるようになってきた。どうやらこのあたりが限界のようだ。

 帯域幅の表示が157%までであればオーディオデバイス10個分を認識するが、この値を超えていくと認識しなくなっていく。6%ずつの刻みで増減しているのではっきりとしたしきい値ではないが概ねこの数字の近辺だろう。

 全てのケースでこの数字が限界ではないと思う。USBホストコントローラーにもよるだろうし繋ぐデバイスにもよってくるものと思う。

MacBookをSSD化2008/12/23 23:25

 MacBookのHDDが飛んだ。最近はほとんどブラウザくらいしか使っていなかったのでデーターがなくなって困ったなんて事はなかった。80GのHDDなんてかなりお安く手に入るが、他のもので試したい事があったのでやってみた。

 MacBookのSSD化だ。今使っているPCはSSDのraid0で動かしているので純正のMacBookでは太刀打ちできない。いい機会なので安いSSDを入れてみようと考えた。

 また職場近くのソフマップへ行って物色。pqiの32Gが7000円しない。USBメモリーではかなり世話になっているのでここでもpqiを買ってみる。

 早速取り付けてレパードをインストール。取り付けはとても簡単。メモリーの交換と同じくらいだ。XPはもう入れないのでパーテーションは切らない。
 CUBASEをインストールしてRamdiskに入れる。機器セットを使ってRSDA302Uを2台で再生。
 音の印象はレンジが狭い。高域の部分が自作パソコンで聴くよりも出ない。あまり響かない部屋に変わったかのようだ。
 MacBookではUSBメモリーもつけていないしメモリーも2Gしかない。イメージディスクも使えない。少しハンデが多すぎた。

 MacBookの使い道は音楽再生ではなく、他の事で使うしかないな。

MOの繋ぎどころ2008/12/27 07:39

 イメージディスクを作る場所にMOのMO-CZ1300U2を指定している。
http://utablo.asablo.jp/blog/2008/09/28/3786537

 CDドライブはPlexwriter Premiumを少し改造している。
http://utablo.asablo.jp/blog/2008/09/09/3753697

 MOはマザーボードのUSBポートに直接さしている。(帯域幅の増加はないデバイスだった)
CDドライブはIDE-SATA変換してマザーボードのポートにさしている。

 CDドライブはクロックを改善しているもののその状態で直接MOに送るのではなくて、PCのクロックで整列し直されてからMOに送られているのではないかと考えるようになった。PCのクロックはあまり精度が高くない気がする。この部分を何かで置き換えたい。もちろんMO自身にもバッファがあるしどれだけ効くものかは?なのだが何でもやってみなければわからない。


 USBハブを改造して水晶を交換している。 
http://utablo.asablo.jp/blog/2008/10/16/3822796

 このUSBハブにMOを接続してPCからくるデーターをこのクロックで整列し直せないものかと思うのだ。
 心配なのはUSB2.0からUSB1.1デバイスへ送る場合は間違いなくハブで速度変換を行うのだが、今回は1.1デバイスは入っていない。このハブにRSDA302Uを繋げているだけだ。同じ速度の場合はスルーしてしまうような気もする。

 さてやってみようと準備したところ、USBメモリーや仮想ドライブ、実在するドライブ、Ramdisk等々・・・ドライブが多すぎてドライブレターが足らない。Zドライブまでしか使えないようでMOやCDドライブを起動してから認識させようとしても出てこない。仕方ないので音楽を聴きながらしようと思ったが諦めてUSBメモリーを外して音楽を聴かないでイメージディスクを作ってみた。

 出来上がったイメージディスクをいつもと同じ状態で聴いた。
違う!
 以前シンバルの揺らぎがよくわかるようになったと書き込んだがピアノの音でも同じようになった。ピアノの単音がスーッと消えていくときに揺らぎながら消えていくのだ。この音ははじめて聴く音だ。情報量が増えたと言っていい。

 イメージディスクを作る場所で音が変わることは認識している。それは作成時にもクロックが何らかの影響をしているのではないかと思うのだ。CDドライブのクロックを変えたときも、イメージディスクを作るだけしか使わないのだが音は良くなった。ストリーミングではないのにだ。再生時だけでなくデーター作成時にもクロックを考えた方が良いようだ。