センターSPとサブウーハー2012/05/21 18:10

 4chマルチチャンネルをとりあえずSACDプレイヤーで始めたのだが、フロント2chにサブウーハーとセンターSPをミキシングするのは音質が落ちると感じている。そこで5.1chならば全て単独で鳴らさなくてと思うようになる。
 実はPCを使ってのマルチチャンネル再生も始めているのだが、まだ完成していないのでそちらの紹介は後ほど。
 
 ここではサブウーハーを普通のオーディオ製品でないものを使用しているので参考になればと思う。
 少し前に鈴木正人氏のBassをLiveで聴いた。そのときに使用していたBassAmpがPJB(Phil Jones Bass)のものだった。小さい口径のユニット2発でとても良い音だった。(私も素人Bass弾きだったのでBassにはうるさい。)Phil Jones はアコースティックエナジーでも有名だが、以前にAEのスピーカーを使った事があるのでとても興味を持ったのだ。私のシステムも口径の小さいフルレンジユニットで構成しているので相性も悪そうにない。SACDやDVD-AUDIOのサブウーハー成分は低い周波数しか入っていないので、LPFはない方が良いのではないかと前から思っていた。そんなことを考えていながらPJBのwebを見ているとちょうど良いものがあった。4Bというキャビネットだ。BassAmpの拡張用に使うものらしいが、小口径ユニット4発で大きさもちょうど良い。値段もそこそこ。
 センターSPは後々サブウーハーと同じアンプで駆動する事を考えて能率をなるべく近くしたかったのと、フロントの8cmFostexと同じ材質のものを考えFE126Enにした。

 最終的な形にはまだなっていないが、それでもミキシングしていない音は鮮度が高くて良い。

DSD to PCM Converter2012/03/11 22:26

 匿名希望さんから紹介してもらった「DSD to PCM Converter」だが、「Dsdiff2Wav」で変換したファイルとの比較では24/88.2kに揃えて行ったときは甲乙つけがたい状態だった。しかし、「DSD to PCM Converter」では24/176.4kにすることができる。このファイルとの比較では倍のサンプリング周波数なので当然ではあるが「DSD to PCM Converter」の方が、より場の雰囲気をよく出しているし情報が多い。
 「Dsdiff2Wav」も176.4kを選べればよい勝負だったと思うが88.2k固定なので仕方ないところか。

 匿名希望さんには大変有益な情報をいただき大変ありがたい。どうもありがとうございました。

Dsdiff2Wav.exe2012/02/19 17:07

 AudioGateが使いやすいので今までDSD〜Wav変換に使用していた。拙宅の環境ではPCMでのフルデジタルアンプを使うのでどうしてもDSD〜Wav変換は必要だ。

 先日普段と違う再生をしてみた。DSDファイルを直接再生させてバルク転送USBオーディオ基板から同軸S/PDIF(88.2kHz24bit出力)でTA-DA7000ESに送ってみたのだ。AudioGateでDSDを176.4kHz24bitに変換させてI2Sでバッテリー駆動フルデジタルアンプに送ったよりもよい感じがした。これはどうしたものかといろいろやってみたところDSD〜Wav変換がどうやら違うらしいと思えてきたのだ。そこでエレクトロアートさんの基板を購入するとついてくるDSD〜Wav(88.2kHz24bit)変換アプリDsdiff2Wav.exeを使ってみたところAudioGateどころではない。サンプリング周波数が88.2kHz固定ではあるがAudioGateでの176.4kHzよりも数段良いのだ。
 バイナリチェックをしたところやはり違っている。AudioGateではMacでもWinでも同じデータだったが、Dsdiff2Wav.exeとは一致しない。

 DSDファイルをDsdiff2Wav.exeで88.2kHz24bitに変換し、バルク転送USBオーディオ基板からI2Sでバッテリー駆動フルデジタルアンプで聴くシンバルは今までとはかなり違って聴こえる。マルチチャンネルのディスクも2chで聴いた方が気持ちいいくらいだ。

トランジスタ技術 2月号2012/01/15 16:03

 いつも気にしている訳ではないのだが、たまたま立ち読みしているとUSBオーディオ特集。しかもElectrArtさんの記事がたくさん出ている。CQ出版は以前もエレキジャックでデジタルアンプのキットを出してくれてこれが拙宅のアンプになっている。
 今回の企画でもアンプのキットが出てきそうな感じだ。しかも今回はUSB入力からのものだ。デジタルアンプの入力がアナログ信号からだがこの辺りがどうなのか?
 とにかく音を聴いてみる価値はありそうだ。

SACD マルチチャンネル2011/10/29 17:39


 購入したSACDが少し増えてきて中にはマルチチャンネルのものもある。そこで昔の機種であるがiLink伝送の出来るデジタルAVアンプを調達した。以前にもマルチチャンネルをやったことがあるのだが、そのときはアナログ接続でSACDプレイヤーからAVアンプに繋いでいた。しかし今ひとつ鮮度にかけるのですぐに手放していたのだ。

 パイオニアのDV-S858AiとソニーのTA-DA7000ESである。iLink接続でフロー制御が出来るものだ。違うメーカーではあるが問題なくフロー制御が出来た。

 TA-DA7000ESはフルデジタルアンプではあるが重量はかなりある。電源をトランスで組んでいるので他のデジタルアンプとは少し違う。また、iLinkからのDSD信号で直接アンプをドライブしているのではなく、PCMに変換してからドライブしているらしい。
 同軸入力では176.4kHzまで入れることが出来た。192kHzは受け付けてくれなかった。(バルク転送USBオーディオ基板からの同軸出力)

 SACDのマルチチャンネルは4chで行っている。フロントはフルレンジ樽スピーカーとサブウーハー。リアはYoshii9だ。4ch全てFostexの8cmユニットなのでつながりがとても良い。
 音の出方についてはPCオーディオと比べても遜色ない。PCでDSDファイルの再生はAudioGateでPCM変換してからだし、SACDの場合はアンプでPCM変換しているのでほとんど差がない。若干PCからのほうがSNが良いくらいだ。これもセレクターで切り替えながら何度も試してようやくそのように感じた程度で大きな違いはない。
マルチチャンネルで聴くと音に囲まれている感じが強い。独特の音場である。

 意外だったのはCD再生もかなり良い音だったこと。フロー制御が効いているせいか音の良いCDはとても聴いていて気持ちが良い。

 バッテリー駆動のアンプは音量を上げるとクリップしてしまうので制限があるが、TA-DA7000ESで聴く限りでは相当上げてもクリップしない。176.4kHzまでは受けてくれるのでPCからでもSACDからでも、昼間大音量で聴くにはこのアンプの方が良い。

SACDのリッピング2011/08/28 11:32

 半年ぶりくらいのブログ更新だ。3月の震災から3ヶ月は全く音楽を聴く気になれなかった。原発関連の情報をネットや雑誌から掻き集めていたので当然ブログもそのまんま。
 原発についてはチェルノブイリ事故があったのが私が大学生のときだったが、そのときに感じた恐怖心はどちらかというと対岸の火事のようなものだ。それが現実に日本で起こったことが衝撃だった。拙宅からは200kmくらいの距離だが、放射線量が3月15日には日頃の数十倍になったことでとても安心できる状態ではなかった。現在は食品についてよく考えなかればならない状態だが、まだまだ情報不足は否めない。 
 この震災をきっかけによくわかったことは、この国は国民の命や健康よりもお金の方が大事なんだなということ。新聞やTVはあてにならないということ。自分自身でしっかり情報を得て行動すること。こんなことを改めて感じた。

 さて、本題だ。PS3の初期型を使ってSACDがリッピングできるようになった。DSDファイルのリッピングだ。初期型PS3でSACDを聴くことが出来ることは知っていたが、カスタムファームウェアを入れることによって可能になったとつい最近知った。そこでPS3の60GBを調達した。当然新品はもう手に入らないので中古品だ。インストールについては丁寧に説明してくださる方がいらっしゃるのでそちらを参考にされたい。
 以前SACDプレイヤーを使ってマルチチャンネルを聴いていた時期もあったのだが、とっくにやめていたのでSACDソフトは既にもうない。仕方ないのでTSUTAYAさんでハイブリッドディスクを借りてきて試してみた。

 まずPS3で2.8MHzのDSDファイルにリッピングする。そのDSDファイルをAudioGateを使い176.4kHz/24bitのWAVに変換して聴いてみた。
 これは完全にHi-resだ。音の出る立ち上がりや消え際が素晴らしい。ハイブリッドなのでCDからのリッピングの音も聴いてみたが、スカスカな感じがするし音の立体感に乏しい。

 SACDからDSDファイルのリッピングは出来ないものと諦めていたが、とても有益な情報に感謝したい。
 もう一つ望みが叶えられるならDSD信号で直接ドライブできるフルデジタルアンプだ。どんな音がするのか聴いてみたい。

HDtracks 192/24ファイル2011/02/06 22:14

 HDtracksはJazzのHi-resファイルが多い。大好物のECMも多くあって大変音がよい。
 その中でもあまり数は多くないが192/24ファイルが出てきており、これがまた素晴らしい。

 今回ダウンロードしたのはJimmy Cobbの
「Jazz in the Key of Blue 192/24」。

 拙宅で聴けるPCMの最高スペックである。この音はCDでは聴けないな。情報量の違いを感じる音だ。音の消え際が大変美しい。

 これで3000円もかからない。ダウンロードならではだ。

 96/24ファイルに至っては1500円くらいでダウンロード出来てしまい、CDより安い。これで新譜がもっとたくさん出てくれれば言うことないのだが。

フルレンジ 樽スピーカー2010/12/11 16:11

 行きつけの珈琲豆屋がある。珈琲豆だけでなく道具も売っていて、珈琲豆を入れておく小さな樽のような容器が商品棚に置いてあった。純粋な樽ではなく内側に樹脂の容器が入っている。
 この形と大きさを見て、前々から考えていた事を実行に移すことにした。Fostexの8cmユニットFE83Enを使っての自作スピーカーだ。
 Yoshii9は高さがかなりあるのでユニットがリスニングポイントよりも上にある。ユニット上向きの考え方はそのままに、ユニットの高さをリスニングポイントよりも下にして、ユニットからの直接音も聴けるようにしたいと思っていたのだ。この状態だとリスニングポイントからユニットが見える高さだ。
 青い部分はソルボセイン。ネジ止めは一切していなくてポンと置いてあるだけ。しかしソルボセインは粘着質なのでペタペタしていてガタつくこともない。樽本体とフタの接する部分にもソルボセインをはさんだ。吸音材としてサーモウールを突っ込んである。樽には穴もあけていないので密閉型だ。 

 イクリプスよりも音圧が高くサブウーハーのレベルを若干変えてやらないとバランスが合わない。ユニット自体はイクリプスのものよりもかなり高域が出ているようだ。直接ユニットを聴いている方に向けてはキツすぎる。このユニットは上向きに合っているのかな。

 こんなかなり適当な状態でも音は良いのだ。驚くほどだ。サブウーハーは必要だが音場の高さ、奥行き、幅とも申し分ない。当然といえば当然だが特に高さの出方が素晴らしい。

 サブタイトルは引っ込めるしかなさそう。
 
 



AudioGate フリー化2010/11/09 22:14

 先ほどKORGのサイトを見ていたらAudioGateが今月15日からフリーに使えるようになるとの記載があった。
 今までは最初にMRシリーズを接続しておかないと使えなかったのだが、これで誰でも使えるようになる。

 DSDファイルの配信が始まりAudioGateのニーズも高まっているはずだ。ファイル変換やDSDディスク作成などの機能もそのまま使えるらしい。

 最近はPCオーディオ関連の雑誌も結構出てきている。いよいよ新しいオーディオが本格的に広がり出してきたかな。

DELL Inspiron Mini 102010/11/02 22:35

 リビングで使っている5年以上前に買ったノートのVaioが最近怪しくなってきた。起動したりしなかったり。本体の左の方を抑えながら電源スイッチを押すと起動する確率が高い・・・。

 こんな事にストレスを感じ始めたのでノートPCを購入することにした。仕事や雑務に使っていたものなので何でも良かったのだが、せっかくなのでファンレス32bitOSマシンを選んだ。バルク転送USBオーディオ基板を鳴らしてみたかったのだ。

 ネットブックと呼ばれるクラスのPCだ。小さい割には結構良くできている。外付けのモニタにも解像度を合わせてくれるし、USBも3つ繋ぐことが出来る。全くPCオーディオには不足がない。

 バルク転送USBオーディオ基板を使う前はPCの性能に音が依存していたので、なるべく高スペックのものをセレクトしていた。そうなると当然熱も出てくるのでファンがブンブン回っていた。
 この基板を使うとどのPCでもほとんど差が出なくなってしまうので、あえて低スペックな熱のでないファンレスのもので鳴らしたかったのだ。
 探してみると完全ファンレスなものは少ないようだ。その意味ではこの機種の存在意義は大きいかな。

 動作は全く問題ない。自作パソコンはどうしても小さい音の時にファンの音が耳につくことがあったのだが、このネットブックでは音が消えていく瞬間まで楽しめる。

 ということでネットブックをメインシステムにしてしまうことにした。MacBookでWinを走らせても良いのだが事情がありあちらはリビングへ移ることになる。

 ネットブックとバルク転送USBオーディオ基板の組み合わせはリーズナブルに高音質を求めるには最良だ。