302Uと302Pの比較2008/05/29 21:59

 拙宅のリビングにはCS-PCMチューナーが置いてある。世間ではこの放送を誰も聴いていないと思われるが。
 以前は書評家のヤスケンさんの番組を心待ちにして聴いていたのだが、ヤスケンさんが亡くなってからはろくな番組が無い。現在リビングでは気合いを入れて聴く事は全くないため聞き流し用の音源。ベリンガーの安いモニターにUSBインターフェースと小さいデジタルアンプ。これだけである。CS-PCMチューナーはミュージックバードから入会するとロハでもらえるもの。アナログ出力はあまりに酷いので光出力で取り出している。

 ラステームがとても良かったので今回はリビング改造計画。HDDレコーダーもあるしテレビの音も良くしたい。その前にメインシステムの302Uとの比較を行った。
 比較といっても条件は揃えていない。302Uは鉄仮面を脱がせてあるし、他の応援USB機器も繋げたまま。ただし電源は揃えた。302Pの電源もシリコンバッテリーからとっている。

 AMEから302Pには3000円くらいの光ケーブルで繋いだ。早速音出し。豊かな音だ。滑らかでとても聴きやすい。多少の粗も包み隠してしまえるような響かせ方をする。
 対する302Uはもっと厳しい音。まあ、そんなようにしているのは私なのだけれど。複数デバイスとAME+ハブ2重連それから鉄仮面外し。これらの仕掛けから出てくる音は贅肉が全くない感じの音。人によっては厳しすぎる音かもしれない。録音が悪いものはそのまま出てしまう。弦楽器の響き方が全く違うのだ。302Pは豊かに響いている感じだが、302Uは響きが少なく芯がよくわかる。
 空気感はどちらもよく出ている。音楽を楽しみたい向きには302P。分析的に聴きたいのは302Uといった感じか。もっとも光ケーブルの種類によってはかなり変わってくると思うが。

 とにかくこの値段でこの音を得られるのなら安いものだ。