シリコンバッテリー2008/05/18 14:08

 lm3886を使った自作アンプを製作するときに「はて、バッテリーは何を使うべきか?」と色々調べてみた。
 以前に自作チャンデバを電池で動かしていた時は006Pを2個使って聴いていたがすぐに電池切れになってしまう。不経済なので充電池を探した。ラジコンで使うニッカド2個で両電源にして使っていた。電流をそう流すわけでもないので電池の種類をあまり気にしていなかった。しかしアンプとなると話は違う。電流をいかに流すかという事を考えなければならないわけで内部抵抗の問題を考えないわけにはいかない。鉛電池は内部抵抗が低くて簡単に手に入るため候補に挙がるが、硫酸を使っているので過充電すると水素が発生する。密閉型を使うにしても部屋の中で扱うのは少し心配だ。リチウムイオンは発火事故があったし何か安全なものはないかと探していた。
 探せばあるもので「シリコンバッテリー」という硫酸を使っていなくて、しかも内部抵抗が鉛電池よりも低いという理想の電池が中国で作られているということを知る。これしかないと思って使ってみたが音も良く最高の電池だ。
 以前、南青山のタイムドメインの試聴室で「音の良いバッテリーですね。」と言われたが鉛電池よりも内部抵抗が低いことが効いていると思う。鉛電池は音が重いという言い方を南青山のタイムドメインの人はしていたが内部抵抗の違いが音に現れているのではないかと想像している。

 冒頭の写真は拙宅のバッテリーと充電器の配置を写したものだが、充電器をスイッチ付きのタップにつなぎ、充電するときはスイッチを入れ終わったら切っている。タイマー付きのスイッチがあればもっと良いかなとも思っている。一応心配なので家にいるときに充電するようにしている。3時間聴いても充電は30分もかからない。あまり電力を使ってはいないようだ。充電器はホームセンターでも売っている車やバイク用のもの。2000円くらいで買った。電圧を測ってみたら13.5V。あまり高い電圧では良くないようなのでちょうど良い値だ。
 シリコンバッテリーの端子はファストン端子。250というタイプのもの。はじめは接続にみの虫クリップで行っていたがさすがに音が悪く、オーディオテクニカの金メッキタイプを使用している。みの虫クリップだと音が歪んだ。
 バッテリーの扱いは慎重に行うべきだ。ショートさせると豪快に火花が散る。オーディオテクニカのファストン端子にはビニール製のカバーも付いているので、被せておけばひとまず安心。
 バッテリーの扱いについてはMONDOさんのサイト
http://blog.livedoor.jp/mul2/)のBBSで RE3noREさんが詳しく書いていらっしゃるので参考にして欲しい。
 輸入元の説明はこちら。
http://www.greensaverbattery.com/hikaku-greensaver.htm