現在のシステム2008/04/27 18:16

 オーディオに興味を持って30年(小学生だった!)。本格的なシステムを持ってから10年。はじめは高い高い値段のオーディオ機器を集めて鳴らしていたけど現在のシステムはそれから比べれば桁が一つ少ない。しかし音を聴いてみると、もの凄い音が出てきている。
 ハイエンドオーディオは値段次第だけどこれから紹介するシステムはアイデア勝負だ。プロケーブルを知ったおかげで色々な人のアイデアを受けることが出来た。(しかしプロケーブルシステムは卒業した)この2~3年くらいの音の向上は凄まじく、ひと月くらいの間隔で音の向上があり続けている。(凄いときには数日くらいの間隔で)

 現在の主なシステム

 PC 自作コンピュータ  CPU Xeon E3110
                SSD MTRON 読み込み速度100MB/s
                メモリ PC-6400 デュアルチャンネル
                OS Windows XP
 
 USBオーディオインターフェース onkyo SE-U55GX 2台 
                          (使用は1台 乾電池駆動)
 ネットワーク機器         Apple AirMac Express(乾電池駆動)
 アンプ&スピーカー     タイムドメイン Yoshii9(バッテリー駆動)

プロケーブルや小提琴奏者さんのブログでも紹介されていることはそちらにお任せして、それ以外の部分でのアイデアを書いていこうと思う。

システム変遷2008/04/28 21:14

 10年前のシステムは

 パワーアンプ   サンスイ B-2105MOS VINTAGE
 スピーカー     ウィルソンオーディオ WITT
 CDプレイヤー   DENON DCD-S1

 ここから本格的なオーディオライフが始まった。

 しばらくして
 プリアンプ  FMアコースティック FM155
 が加わった。

 聴く音楽がアメリカジャズからヨーロッパジャズに変わって来た頃

 パワーアンプはGOLDMUND SR-MONOに変わり、スピーカーはDALI HELICON400に変わった。CDプレイヤーは池袋のikeonでDAC部分をチューンアップしていた。その後アンプはアキュフェーズ E-550になった。しかしどの機器を使っても決定的ではなかった。

 やがて時は来た。
 リビングで使っていたCS-PCM放送のエアチェック用に使っていたヤマハのHDDレコーダーCDR-HD1500をメインシステムに繋いだ時だ。

 DCD-S1のDACにデジタルで繋いでみたらDCD-S1よりも良い!
これは驚きだった。何でこんなものが音がよいのか?どうやらHDDが効いているらしい。HDDに音楽データーを落とすことで高音質になっている!

 こんなことはオーディオのどの雑誌にも載っていない。それまではあまりインターネットにはお世話になっていなかったが、それ以来頼れるものはインターネットになった。

 しばらくしてから自作コンピュータを初めて組んだ。PCオーディオよりもHTPCの情報が多く、とりあえずはHTPCを目指した。それまでPCはノイズの元凶という刷り込みがあったので、なるべくCPUの周波数は低く温度も上がらないものにした。デジタル出力のあるサウンドカードを選び(RME 96/8PST)デジタル出力をベンチマークのDAC-1に入れた。これは素晴らしかった。こんなに安くて素晴らしい音が聴けるのだなと感動!
 ふと気が付く。HDDプレイヤーがよいのならバッテリーで動くものがあるではないか。iPodだ。こいつならWAVでそのまま入る。色々調べた。プロケーブルを見つけた。ここでもiPodが良いと言っている。とりあえず買ってみた。

 HDDタイプの60GBのものを買った。自作PCから曲データを転送。驚いた。心底驚いた。何でこんなおもちゃみたいなものがこんなに凄いのか。
 プロケーブルを信頼した。アンプをD-45にしてみた。E-550と変わらない。値段は1/10なのに。民生用の機器はダメだと悟った。

 その後ROCKBOXというiPodのファームウェアがあることを知ってやってみた。音が良くなったように感じる。同じ機器を使ってもソフトウェア次第で音が変わることを思い知った。プロケーブルに知らせた。ここからあの書き込みに参加するようになる。
 フリーブオーディオの話題になったので私も色々やってみた。RAMDISKに気が付いて転送速度の大事さを知ることになる。ROCKBOXよりも音が良かったのでプロケーブルに知らせた。このときはクロックにも凝ってインフラノイズのクロックジェネレーターにルビジウムの10MHz出力発振器をかませたりした。FIREWIREオーディオインターフェースもMOTUやRMEを試す。
 しばらくしてからPCからMacbookに変更、Airmac Expressが音源になりバッテリー駆動へ改造した。スピーカーはJBLのJRX115になりネットワークを外してチャンネルデバイダを導入。CROWNのVFX-2やUREI525を使ってみるがバッテリーを使いたかったので自作した。24dBものでかなり出来は良かった。
 そのころアンプはCROWNのD-45とSTUDIO REFERENCE 1を使っていたが、LM3886というICをバッテリーで動かすとCROWNのアンプよりも音がよいという情報を得て作ってみた。これは素晴らしい。100万のアンプ買うよりも1万でバッテリーアンプを作った方が良かった。電源の重要性を実感!電源はDENKENのクリーン電源や200Vからのダウントランスを行ってきたがバッテリーに勝るものはない。
 アンプを自作したことでデバイダをパッシブに変更。6dBものだがとても自然になった。パッシブデバイダはシンプルで良い部品を使えば素晴らしい。このあたりは自作ならではだ。
 プロケーブルでスタンドが発売されたので結界を張った。激変とまではいかなかったが良くなる。
 小提琴奏者さんのブログでonkyoのUSBインターフェースのことを知った。確かに凄く良かった。しかしJBLではmac本体からの音の方が良い。これは何かが違うと感じる。

 確かめたくてYoshii9を聴いてみた。

Yoshii9を聴きに行く2008/04/29 17:14

 2ヶ月前くらいに南青山のタイムドメインの試聴室に行った。超高級住宅地にあって不思議な感じの場所。売ります売りますって感じはみじんもなくてお暇なときにどうぞって雰囲気。

 最初に行ったときはiPodを持参した。つなげて聴かせてもらうとユニットは真上を向いているのだが、高域が少し足りない感じがしたものの音場を良く出していた。しかし電源が100VでACアダプタを使っているアンプではピアノの音が若干ギザギザした感じがして、これだとJBLの方が上だなーと感じた。でもとても可能性を感じて、
「バッテリーにするとどうですか?」って聞くと鉛のバッテリーは音が重くなるとのこと。私が使っているのはシリコンバッテリーなんだけどなー、と思い今度持参しても良いですかと頼むと快く応じてくれた。

 そして1週間くらいしてから2回目。今度はMacbookとAirMacExpressバッテリー駆動機も持っていった。
「何ですかそれ?」って聞かれて
「AMEをバッテリー駆動にしたんです」って言うと大爆笑された。
なにしろ電気工事でつかう接続部分を収めるボックスに入れてあるので見てくれは最悪。
やばいものだと思われても仕方がない。
AMEを触媒利用してMacbook本体から出力をとる。
そして聴いてみると素晴らしい音!ピアノの音が全くストレス無く出ている。
シンバルもカツーンと伸びて気持ちいい!ベースも全くだぶつかずしまっていて弾む弾む。
「このバッテリーは音が良いですねー」と言われた。

 こんな経過から購入して現在はかなり音もこなれてきた。はじめは今ひとつだったが2週間目くらいから良くなってきた。

 最近はフルレンジ一発で出てくる音はこんなにもストレスのないものかと感じる。ネットワークやチャンネルデバイダを入れるとどうも大事な部分の情報が無くなっている感じがする。オーディオ歴が長い人ほどYoshii9の形状は受け入れられない人が多いと思う。私自身も初めて見たときはそう思った。しかし超高音質の音源から聴くYoshii9は本当に素晴らしい。JRX115のような音の焦点はなく高音質になればなるほどリアル感が増し、その場の空気感が濃くなる。ユニットが正面向いていないからこもって聞こえるのではないだろうかとか、あの口径では低音はでないだとかいろいろ言われるがそのようなことは全くない。

 JRX115からは出てこない音が聞こえる。それがYoshii9を購入する決め手だった。

PC AUDIO2008/04/30 23:44

 JRX115を使っていたときはMacBookを使っていた。ヒューストンさんが複数機器による高音質現象に気がつかれて、macではAudio MIDIで機器セットを使うと複数機器を単一デバイスになる事を思いついた。機器セットでは触媒的にAMEを入れても入れなくても音は同じのようにJBLでは聴こえ、飽和したかのようだった。Yoshii9ではこの機器セットよりもiTunesとfoobar2000でAMEを触媒的使用した方が音は良い。しかしJBLでは機器セットの方が良いのが面白いところだ。たぶんJBLでは焦点合わせで高域の情報量の多さを減らしてしまっている事が原因ではないかと考えている。高域がキンキンだと聴いていられなくなる。

 AMEの触媒的使用はハブで音はかなり変化する。ハブのバッテリー駆動は確かに有効だ。AME自身もバッテリー駆動にしてしまったが触媒的使用でも音は良くなった。ニッケル水素単3電池3本では3時間くらいしか保たないが。

 Yoshii9導入当初はMacBookでXPを動かしていたがramdiskを使うと電源を交流からとってもバッテリーからとっても変わらなくなっていた。ramdiskを使えばデスクトップでもいけるかもと思い使っていなかったデスクトップの中身を入れ替えた。どうせならとSSDにOSを入れる事にした。MacBookよりも音は良くなり空気感のようなものが増した。OSの置き場だけはramdiskという訳にはいかないので高速のSSDを使った。SSDをraid0にすればさらに高速になり効くのではと考えている。

 ramdiskには曲データの他にアプリケーションも入れてしまう。これもかなり音には効いてくる。ラムファントムというソフトを使えばバックアップをとってくれるので使い勝手はとても良い。