SACDのリッピング2011/08/28 11:32

 半年ぶりくらいのブログ更新だ。3月の震災から3ヶ月は全く音楽を聴く気になれなかった。原発関連の情報をネットや雑誌から掻き集めていたので当然ブログもそのまんま。
 原発についてはチェルノブイリ事故があったのが私が大学生のときだったが、そのときに感じた恐怖心はどちらかというと対岸の火事のようなものだ。それが現実に日本で起こったことが衝撃だった。拙宅からは200kmくらいの距離だが、放射線量が3月15日には日頃の数十倍になったことでとても安心できる状態ではなかった。現在は食品についてよく考えなかればならない状態だが、まだまだ情報不足は否めない。 
 この震災をきっかけによくわかったことは、この国は国民の命や健康よりもお金の方が大事なんだなということ。新聞やTVはあてにならないということ。自分自身でしっかり情報を得て行動すること。こんなことを改めて感じた。

 さて、本題だ。PS3の初期型を使ってSACDがリッピングできるようになった。DSDファイルのリッピングだ。初期型PS3でSACDを聴くことが出来ることは知っていたが、カスタムファームウェアを入れることによって可能になったとつい最近知った。そこでPS3の60GBを調達した。当然新品はもう手に入らないので中古品だ。インストールについては丁寧に説明してくださる方がいらっしゃるのでそちらを参考にされたい。
 以前SACDプレイヤーを使ってマルチチャンネルを聴いていた時期もあったのだが、とっくにやめていたのでSACDソフトは既にもうない。仕方ないのでTSUTAYAさんでハイブリッドディスクを借りてきて試してみた。

 まずPS3で2.8MHzのDSDファイルにリッピングする。そのDSDファイルをAudioGateを使い176.4kHz/24bitのWAVに変換して聴いてみた。
 これは完全にHi-resだ。音の出る立ち上がりや消え際が素晴らしい。ハイブリッドなのでCDからのリッピングの音も聴いてみたが、スカスカな感じがするし音の立体感に乏しい。

 SACDからDSDファイルのリッピングは出来ないものと諦めていたが、とても有益な情報に感謝したい。
 もう一つ望みが叶えられるならDSD信号で直接ドライブできるフルデジタルアンプだ。どんな音がするのか聴いてみたい。