バルク転送 USBオーディオ2010/03/14 20:45

 先日ヒューストンさんが拙宅にいらっしゃった。その時にお持ちいただいたのがバルク転送のUSBオーディオ基板だ。

 以前プロケーブルさんのところで盛り上がったことがあるが、結局通常のPCオーディオはアイソクロナス転送で送られている。この範疇でどれだけロスなく送れるかというのが今までの取り組みだった。WinやMac、Ubuntuなどで音が違うのはこのためだと思う。

 FPGAを用いて専用ICを使わないで作られているこの基板は、Winでしか動かないがこの音は衝撃だ。Ubuntuでコマンドラインからの音がまだ7合目くらいに感じる。
 シンバルの音がさらに複雑に聞こえて、音の余韻が自分の居る位置よりも後方から感じる。この音が何の仕掛けもないただのXPから出ているのだ。

 ヒューストンさんはいつも良いきっかけを作って下さるが今回の基板は最大級の変化だ。ここにきてこれだけの向上にとても驚いた。この基板は不定期にしか購入できないのですぐには調達できないのだが、ヒューストンさんは親切にも貸して下さりしばらくの間この音を味わうことが出来た。

 1週間ほど聴き込んでみたが本当に素晴らしい。しかもPCを換えてもほとんど音の変化がない。今まではどのOSでもPCを換えれば若干の変化はあった。HDDから読み出してもUSBメモリから読み出してもほとんど変わらない。もしかしたら本当に100%かもしれない。
 バルク転送さえ確立してしまえばこんなにも素晴らしいものか。

 この基板から同軸のデジタルケーブルでフルデジタルアンプに繋いでいる。ヒューストンさんの話だとこの同軸ケーブルを換えると音は変化するそうで、この部分はオーディオ的な要素がありそう。

 今回この基板を入手することが出来た。この基板からI2Sでフルデジタルアンプに接続してみたいと思う。