USBオーディオ まとめ2008/10/11 21:34

 USBオーディオにおける高音質化をいろいろ試してきたがここで整理してみたい。

・USB1.1からUSB2.0へ
 転送するデータ量が違うということは時分割がより細かくなっているということ。時間の精度が上がる。ジッターが減る。
 USB2.0ハブをはさんで使うとホストコントローラーはEHCIが使われる。

・USB機器を増やす
 例えばUSBメモリーにファイルをコピーするのはバルク転送。USBオーディオへはアイソクロナス転送。優先順位はアイソクロナスが一番だが音楽を聴いているときにもファイルをコピーすることもあるだろう。そのためにはファイルコピーできる部分を予め確保しておく必要がある。これがシステムの予約分として現れるのではないか。
 なぜ音が良くなるかを考えてみた。データーの入れ物を一つの箱で考えてみると音声データーだけでは箱がスカスカになってしまう。音声はUSB1.1で送ることが出来る程度なので2.0ではスペースが多くなるだろう。そこでいろいろなUSB機器を繋げることによって、箱の中に区切りをつけているようなことをしているのではないか。箱の中のこの部分には音声データー、ここにはファイルコピーするときのスペース等というように。そうすることによって音声データーの存在する部分が効率よく収まり、時間の精度があがるのではないかと想像している。

・使用するUSBオーディオデバイスを増やす
 RSDA302Uを2台使ってモノラル駆動にしている。これで高音質化が得られるのは最優先のアイソクロナス転送が2つになっているためだと思う。

  今までUSBオーディオは音が悪いと言われてきたが問題はホストコントローラー側にありそうだ。ホストコントローラーをうまく騙す(?)事によって驚くほどの高音質が出てくる。