DSDーDAC 製作2012/08/14 17:50

 以前DSD-DACを作ろうとして大失敗していたが、また作る意欲が出てきた。しばらく指を怪我していたこともあってこの夏休みになってしまった。
 FN1242というICを使ってのDACだが、バルク転送USBオーディオ基板から直接接続している。

 このDACに接続するのがLM3886というICを使ったアナログアンプ。このブログを始める前にJBLのSRスピーカーをアクティブフィルターで2wayのマルチアンプにしていたのだが、そときに作ったアンプを久々に取り出して繋いでみたのだ。

 今回のDAC製作は慎重に行ったせいか、トラブルもなく順調に完成した。アンプは基板を2枚持っていたのだが、1枚の基板からは煙が出てきてしまった。残り1枚の方を確認しながら繋ぎようやく音出しへ。

 全ての機材はバッテリー駆動。±12Vと+5Vで動作させる。このアンプはDSDファイル専用だ。
 いつも聴いているwavファイルはDSDファイルから変換しているものなので、wavファイルを聴いている感じよりも高域の情報量は若干DSDファイルの方が上だ。しかし低域の音の出方はPCMによるフルデジタルアンプの方が沈んで締まった音がする。
 DSDファイルをDACからアナログアンプで鳴らす音は、wavファイルをフルデジタルアンプで鳴らす音よりも全てにおいて上という訳ではないようだ。
 もっともこの辺りの事はアンプによるところが大きいのだと思うが。

DSD Direct2012/08/21 17:00

 wav〜DSD変換をAudioGate以外で行いたいので調達した。DSDDirectは変換にはかなり時間がかかるがとても音が良いとのことだ。44.1kHzからDSD64への変換のみだが、他のソフトウェアを使いやりかた次第では88.2kHzや176.4kHzをDSD256へ変換することができる。いろいろ工夫してやり方を公開してくださっている方々に感謝だ。
 
 このDSD Directを使ってDSDファイルにして、UDA(DoP版)基板(先日購入)、DSD-DAC、LM3886のアナログアンプから出てくる音はPCMフルデジタルアンプを上回った。PCMのハイレゾファイルをDSD化するということは、元々ハイレゾのものをさらにハイレゾ化することになり圧倒的な空気感を感じる事ができる。面白い事にDSD64のファイルを一度176.4kHzに変換してさらにDSD256にした方が元々のDSD64よりも良い。
 もっともファイルの大きさは1曲だけでCD1枚分を超える大きさになるが。