TD508Ⅱ2009/04/03 12:31

 先日TD712zMK2とTD725swの試聴をして密度の高い音に関心を持った。試聴した機器はとても高いものなのですぐには手が出ない。そこでTD508Ⅱならば何とかなるしYoshii9と同じ口径なので良い比較になると思い購入した。

 Yoshii9と比べると一つ一つの音が密度が高く濃い音がする。しかし音場は狭くて等身大という感じではない。箱庭的というか盆栽的というかこじんまりしている。
 Yoshii9と同様に鋳鉄のブロックの下にソルボセインを敷いて聴いてみると、ピアノやベースの音は高さが出るようになりかなり広がりも出るようになった。シンバルの音は構造的に考えてもYoshii9のように上から降り注ぐ感じはないが細かな音まで再現している。

 サブウーハーを両チャンネルに接続して聴いてみたがサブウーハーのレベルは若干Yoshii9よりも下げた。サブウーハーを入れる事で中域から高域にかけても改善するのはYoshii9と同じだが、単独で聴いても低域が足らないという印象はあまり無い。サブウーハーを入れた方がもちろん良いが無くても十分通用する。ちなみにカットオフ周波数はYoshii9と同じで60Hz位だ。

 まだ鳴らしはじめてから間もないのでユニットもなじんでいないせいか、高域については少し物足りない所がある。この部分がしばらくすると良くなるかどうかはわからないがもう少し様子を見たい。

副題の変更2009/04/05 22:15

 TD508Ⅱが馴染んできた。高さや広がりも申し分ない。高さについてはあまり期待していなかったのだがスピーカーの倍くらいの位置から音が出てくるようになった。広がりは元々あったのだが左横の下辺りからも聞こえてくるのだ。

 Yoshii9が高さを出すのが得意なのに対してTD508Ⅱは横方向や奥行きの表現が得意といった感じだ。
 しかし音そのものの密度に関してはTD508Ⅱの方が一枚上。Yoshii9は少し薄い。

 クラシック音楽だと高さを得意とする部分はかなり大きいものになるだろう。しかし私が聴く音楽はほとんどがJazz。どちらかというとデッドな場所で天井も低いところで聴く音楽だ。二つのスピーカーから出てくる音の違いはかなり大きいがJazzに向いているのはTD508Ⅱだと感じる。

 これからはスピーカーについては2機種を併用していくようになりそうだ。フルレンジスピーカー+サブウーハーという基本は変わらないがYoshii9にこだわる事もなくなった。
 Yoshii9は音源が多少悪くても何とか聴く事が出来るが、TD508Ⅱは相当音源が良くないと疲れる。Ramdiskの違いもかなりシビアに出してしまうので注意が必要だ。

USBインターフェースカード 改造2009/04/10 22:20

 ようやく頼んでいたパーツが届いた。いつもの事だが三田電波の水晶発振器(MTX-1625 48MHz)だ。今回はタイトルにもあるようにUSBインターフェースカードの水晶発振器を交換した。

 PCI Latency Toolを使用するとマザーボードのUSBポートよりも高音質になることは以前にも述べた。
http://utablo.asablo.jp/blog/2008/11/15/3926120

 現在のシステムではラトックのREX-PCIU4(残念ながらディスコン)というインターフェースカードを使っている。水晶発振器が装着している基板には三田電波の水晶発振器と同サイズ(14ピンサイズ)の穴がすでに存在しているのだ。これは交換してくれと言っているようなものなので48MHzの三田電波製を扱っているお店を探したがネット上では見つからず。仕方ないので直接三田電波に注文しようとしたが5個以上でないと作ってくれない。更に納期は3週間!単価は3000円だがかなり割高になった。(もし必要な方がいらっしゃれば実費でお分けします。)

 音の傾向はUSBハブの水晶交換と同じような感じだ。情報量が上がってシンバルの揺らいでいる音数が多い。音の密度も高くなっている。シンバルが鳴っている位置は少し上になった。

 時間軸を整えていくと隠れていた音が浮き上がってくる。データーはコンピューターを使っているのだからほぼ正確なのだろうが、時間軸を正確に戻してやらないと出てくる音は違うものになってしまう。

 残りの改善ポイントはマザーボードのクロックなのだが、なかなか手は出しにくいものだ。CPUやマザーボード交換時にダメもとでやってみたい気もするが。

音楽三昧2009/04/11 18:36

 今日は朝から都内でスピーカーを聴きに行ったり、イベントへ参加したりと充実した一日だった。

 今、気になっているスピーカーはTD712zMK2しかないがこれをきちっとした状態で聴かせるところはあまりない。前回聴いた場所はホームシアター向けのセッティングや機器だったので、ピュアオーディオで聴かせるところで聴きたかったのだ。目黒まで出かけ1時間位いろいろなディスクで聴かせてもらった。フルレンジ一発で聴くには最適なスピーカーだと思った。シンプルに良い音で楽しむには最高だ。

 午後はお茶の水のStudioK'sへ向かい、Fireface PC Audio Concertへ参加した。行方洋一氏の話が聞けて面白かった。大変貴重な音源もあって素晴らしかった。以前からStudioK'sの音には興味があったのでこのイベントは渡りに船。PCオーディオ をオーディオベーシック誌で紹介している山本氏なのでその音には期待していた。
 ほぼ想像していた感じの音だった。この音が現在、主流のPCオーディオの音だなと言えると思う。オーディオショップではまずPCオーディオは聴くことが出来ないだろうから、PCオーディオに興味のある人はStudioK'sの音楽喫茶などで聴いてみると良いと思う。
 ここのシフォンケーキはとても美味。コーヒーも良かった。お昼に入った新宿の喫茶店は最悪だったのでここのコーヒーで救われた感じだ。音楽喫茶をやっている日にまた行ってみようと思う。

RSDA302U 改造2009/04/12 21:21

 RSDA302UのUSBを受けているPCM2706はSpActというものが機能しているので水晶を高性能にしてもそんなに変わらないのではないかという記事を鵜呑みにしていた。
 しかしJ.Hさんからコメントをいただいたのをきっかけにもう一度よく調べてみたら12MHz水晶の周波数を8倍にしてからUSBからのデータを読みに行っていることがわかった。ということは水晶を交換すれば精度が上がるはず。

 USBハブの交換した水晶も12MHzなので(三田電波製)その信号を2台のRSDA302Uへ供給することにした。写真がその部分なのだがあまりよくわからないだろうな。水晶からのリード線などは極力短くしたかったのだがなかなかうまくいかずにかなりの長さになってしまった。同じ基板に載せてるわけではないから仕方ないが。

 音については久々の激変!J.HさんのコメントがなければこんなことはしてなかっただろうからJ.Hさんに感謝だ。
 ものすごくリアル。曲がかかった瞬間からわかるほどの差だ。立体感が増して曖昧なところが無い。幅が広がり高さが増している。
 いやいやびっくり。 最近これだけ変わったことはなかったのでそろそろ飽和かなと思っていたがどうしてどうして。
 
 写真からは貧相なものしか見えなけど凄いです。

起動の順序2009/04/18 15:38

 RSDA302UをUSBハブのクロックで動作させている。バッテリーで動かしていることもあって聴く度に電源を入れているが、何度かRSDA302Uが立ち上がらないことがあった。バラック状態のアンプなのでどこか配線が外れたか?といじくり回していた。

 USBハブが動作している(水晶発振器が動作している)とRSDA302Uは電源すら入らない。これは先に水晶発振器が動作してしまっているとRSDA302Uの電源が入らないということだ。いろいろ順番を変えてやってみたがRSDA302Uから起動すれば何の問題も無かった。

 以前プレクスターのCDドライブで水晶発振器を交換したときは今回の逆で、まず水晶発振器を動作させてからでないと動かなかったので一筋縄ではいかないなとつくづく思った。

OSの設定 フォント削除2009/04/29 01:23

 OSの設定でかなり有効な手段を知る事が出来た。今までの取り組みとしては、スタートアップの削除、サービスの停止、パフォーマンスオプションのパフォーマンスを優先にする、壁紙を単色、スクリーンセイバー停止などなどを行ってきた。今回はOSフォントの削除だ。ネタの元はこちら。

http://www.t-spatiality.com/modules/wordpress/index.php?p=670

 必要なフォントは残しておかないとCUBASEは立ち上がらなかった。とりあえずは別の所にコピーしてバックアップをしてから削除していかないと大変な事になるので注意が必要だ。

 音の変化はかなり大きかった。シンバルの音が凄い。
この感じだと英語版のOSは良さそうに思う。まだまだやれる事はありそうだ。