ASIO 4 ALL2008/08/01 22:32

以前iTunesとfoobar2000の組み合わせのときにもASIO 4 ALLは試した事はあったのだがノイズが多く発生してしまい使う事は出来なかった。その時はfoobar2000の中に、カーネルストリーミングというやはりカーネルミキサーを迂回するものを入れて使っていた。

 今回はASIOを今更ではあるがcubaseになった事だし試してみる事にする。本当ならラステームに専用のASIOドライバがあれば良いのだが存在しない。だから当然今回もASIO 4 ALL を使う。

 一応ramdiskにインストールしとく。インストースしてからcubaseを立ち上げると標準ドライバだと46msくらいのレイテンシーがASIOだと18msくらいになっている。数値的にはかなりの効果があると思える。
 音の変化はベールを一枚はがしたように聞こえる。音の強弱がよりはっきりしたという感じか。

 これはやはり使えるのなら使った方が良いようだ。通らなくて良いところはやはり通るべきじゃないのかな。

ASIO 4 ALL 設定2008/08/15 17:53

 ASIO4ALLを検証した。

 数年前にもASIO4ALLを使っていた事はあったのだが、その時は設定値を変えても音に変化は認められなかったのであまり気にしていなかった。

 最近、他の事でいろいろ確認する事がありASIO4ALLをいじっていたら音が変わる事が確認できた。

 バッファサイズの大きさを大きくしたり小さくしたりして聴き比べた。真ん中くらいのところでいつも聴いていたが、一番小さくすると音飛びが発生するので使えない。目一杯大きくすると何だか少し大味になる。音がぼやけたように感じるのだ。それではという事で、いつも聴いていた真ん中くらいのところから少しずつ減らしていった。100前後のところで音が飛び始める。余裕をとって112にしてみる。レイテンシーは10ms位だ。この音とバッファサイズ最大の2000位の音では違いがある。今までもかなり研ぎ澄まされた音だと思っていたが更に良くなった。

 このASIO4ALLの設定はcubaseに限った事ではなく他のプレイヤーでも同様に有効だ。フリーソフトのプレイヤーでも効果はある。cubaseにかなり匹敵するプレイヤーを現在検証中。

Frieve Audio2008/08/17 00:15

 調べものをしているときにFrieve AudioでCDDAが再生できるという事がわかった。Frieve Audioは以前にも使っていた事があってチャンデバやグライコとしても試した事がある。

 CDDAで再生する事にこだわっているので高音質と言われていても試す事は無かったのだが、再生方法がわかったので聴いてみた。ヒューストンさんも使っているプレイヤーなので気になっていたのだ。
 ダウンロードしてramdiskにインストール。CDDA Reader というDirectShowFilterを登録。Frieve Audioの設定から取り扱い拡張子に,cda(コンマcdaだ)を追加。Frieve Audioのブラウザのフォルダ追加でディスクのあるところを指定すればCDDAから聴く事が出来る。CDは直接でもいいしイメージディスクからでも再生できる。もちろんイメージディスクからの方が音は良い。

 音はESSENTIAL 4と比べても遜色無い。若干ではあるがESSENTIAL 4で聴くシンバルの密度が高い。必要以上に広がらず音の芯が聞こえるのだ。でもその差はわずか。値段の事を考えれば微々たるものに感じる。
 EACでリッピングしたものとイメージディスクからのものでは(どちらもramdiskで作っているし置いてある)、イメージディスクの音がほんの少し高域の情報が多いようだがブラインドで聴き比べをして当てる自信は無い。ESSENTIAL 4ではその違いがわかるのだが、Frieve AudioではCDDA Readerを通ってくるからなのか差が出にくいようだ。

 注意しなければならないのはASIO4ALLのバッファサイズ値だ。この値次第で評価が変わってしまう。音飛びがしない範囲で最小にしておく必要がある。

SSDでのRAID02008/08/24 10:52

 システムが定まってきたので更に磨きをかける。OSを入れてあるSSDのRAID0構築をしてみた。MTRONを2台使用した。1台目を購入したときよりもかなり安くなってきている。これからもっと速くて安くなれば使いやすくなると思う。

 音の印象はSNが高くなったように感じる。今までの情報量は変わった感じはしないのだが、後ろの音が静かになったというかいらない音がない。以前MacbookでXpを走らせていた時から自作パソコンに替えたときも同じように感じたが、OSの置き場所が速くなるとSNが高く感じる。でもその時感じた変化よりも今回の方が変化は少ないかな。

 RAID0にしてもASIO4ALLのバッファサイズはこれ以上小さくは出来なかった。小さくすると音が飛んでしまうのでこの部分は変えられない。

 話は変わるがヒューストンさんからRAMDISKのファイルシステムを変更すると音が良くなるという連絡をもらった。ルウブさんのサイトに書いてあるのだがFAT32からNTFSにすると高音質になるとのことだ。確かにRAMDISKはそのままだとFAT32だ。これをフォーマットしてみる。フロッピーをフォーマットするような感じでやれば出来る。バックアップをとれば再起動してもNTFSのままだ。音はかなり印象が違う。まだ聴き込んでいないので後ほど評価する。

RAMDISKのファイルシステム2008/08/24 22:25

 RAMDISKのファイルシステムの違いを聴き比べた。RAMファントムをNTFSにして、QsoftRAMDiskをFATにして同じイメージディスクを置いての比較だ。すぐに確認できるようにRAMDISKを2つ置いた。

 かなりの違いがある。これはNTFSの圧勝だ。解像度も違うしSNも違う。いつも比較するシンバルでは、シンバルの音量まで変わってくる。これは誰が聴いてもNTFSを使うなー。こんな事で音が良い方向に変わるのだからPCオーディオは本当にアイデア次第だ。

 RAMファントムのバックアップはバイオのノートだとファイルシステムもそのままで再起動しても問題ないが、音楽再生に使っている自作パソコンではファイルが壊れてしまって使えない。聴くたびにインストールしなければならなくなってしまった。何か他に原因があるのかな?

 今回はヒューストンさんから教えていただいたが、こういう事はとても嬉しく思う。ブログをやっていて良かったと思う瞬間だ。どうもありがとうございます。

QsoftRAMDisk2008/08/26 22:30

 RAMDISKのNTFSへの変更で更に高音質になったが、RAMファントムのバックアップが使えずとても手間だ。(なぜかNTFSではバックアップできない!)FATとNTFSの比較で使ったQsoftRAMDiskの使い勝手が良ければ使ってみたい。

 このソフトは32bitと64bit用があってビスタやXPの64bitOSでも使える。RAMDISKは32bit用がほとんどなのでこれからOSを替えることがあってもこのソフトで使えそうだ。

 これはバックアップも出来るしフォーマットも問題なくできる。バックアップして再起動してもNTFSのままだ。

 通常のインストールと違って「ハードウェアの追加」から行う。デバイスドライバから設定が出来て、バックアップにはユーティリティソフトがある。RAMファントムとはかなり使い方は違うが音は問題ない。

XP Pro x642008/08/31 21:59

 64bitOSを入れてみた。Vistaは重くなってしまいそうなのでXPを選択した。32からでも64からでもブートできるようにしてある。実はこのためにSSDをもう1台追加したのだ。

 このことで一番変化した部分はイメージディスクを作る部分だ。クローンCDで64bitOSから作るイメージディスクが一番滑らかで美しい音で鳴った。プレイヤーはCUBASE ESSENTIAL 4だ。ソフトウェアは全てRAMDISKに置いてイメージディスクもRAMDISKに置き、ヴァーチャルクローンドライヴでマウント。そこからの再生だ。リッピングはしない。

 しかしここで大問題なのはESSENTIAL 4が64bitではまともに動いてくれない事だ。従ってESSENTIAL 4の再生は32bitからの再生なのだ。XPの64bit対応をしているとは言っていないので文句は言えないけど。Frieve Audioは64bitで問題なく鳴るのだが。